保育園・幼稚園をコアターゲットに、乳幼児向けの家具ブランドを作りたい。そんなご依頼からプロジェクトはスタートしました。現状分析においてマーケット調査を行うと「自然素材」や「知育」を売りにした乳幼児向け家具ブランドが溢れていることが分かり、いかに独自性を持って新ブランドをリリースするかが、当面の課題となりました。
そこで着目したのが、ここで開発する新商品は、すべて自社で運営する保育園からの要望で出来ているという事実。そして、その保育園は、同じビル内に構えています。これらを踏まえ、「こどもの声が聞こえる工房から」のネーミングを提案。こどもたちに近い眼差しで商品開発を行う、こども専用家具ブランドとしてのポジションを確立する戦略です。商品名においても、「机」や「椅子」などのような無機質なものではなく、こども達への想いが込められていることが伝わるネーミングを、商品ごとに開発しました。