目標設定
コンバージョン率を高める。
Webマーケティングとは、Webを中心に行われるマーケティング全般を指しており、オンラインショップなどのECサイトやWebサービスへの集客を図り、商品・サービスなどの購入を促すための活動の総称です。Webマーケティングでは、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのマス広告で集客を図るプロモーション活動や、店頭での販売活動をすべてWeb上で行います。
Webマーケティングの最終目標はすべて売上向上にあり、より多くの消費者に自社の商品・サービスを広く認知してもらい、興味・関心を高めていくことで購入へとつなげていきます。Webマーケティングには、SEO(検索エンジン最適化)、リスティング広告(検索連動型広告)、アフィリエイト広告、アドネットワーク広告、SNS広告、リターゲティング広告、メールマーケティングなどの集客施策のほか、LPO(ランディングページ最適化)、EFO(エントリーフォーム最適化)などがあり、ターゲットの属性や市場の動向を見極めながら最適な集客施策を実施しなければなりません。
また、広告での情報発信の仕方や、リンク先(ランディング先)となるWebサイトのUI/UX最適化を図り、ターゲットとする消費者が求める情報に容易にアクセスができるよう、デザインやレイアウトにも配慮しなければなりません。それらWeb集客に関するすべての施策を最大化するための取り組みがWebマーケティングの本質となります。
Webマーケティングはマス広告や紙媒体と異なり、施策の結果をデータとして管理できる利点があることから、Webマーケティングの結果を一定期間ごと検証し、情報発信の仕方やランディング先となるWebサイトの改善を繰り返し行うことで、コンバージョン率(Webサイトを訪れたユーザーのうち、成果とするアクションに至った割合)を改善し、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)の見直しを図りながらPDCAを繰り返し行うことが肝要となります。
集客施策
最適な施策を、最適なタイミングで。
Webマーケティングには、検索連動型のリスティング広告や、成果報酬型のアフィリエイト広告をはじめとする様々な広告媒体や、SNS運用、LPO(ランディングページ最適化)、EFO(入力フォーム最適化)などがあり、いずれも運用には、十分なWebリテラシーと確かな運用スキルが不可欠となることから、Webマーケティングの選択肢を理解した上で、正しいスキルを身に付けることが大切です。
Webマーケティングの選択肢
SEO(検索エンジン最適化)
検索エンジンに入力する検索キーワードに対して上位表示対策を図り、対象ページへのアクセス増加を促す集客対策です。検索エンジンの公開する開発ルールやアルゴリズムを分析して必要な対策を行い、検索エンジンより高い評価を得られるよう施策を行います。主な内部対策には、1ページ1タイトルの遵守、Webページ内へのタイトルキーワード記載、コンテンツの充実、外部対策には質の高い外部リンクの獲得などが挙げられます。
リスティング広告(検索連動型広告)
検索キーワードに対し広告出稿を行うのがリスティング広告です。リスティング広告はキーワード単位でオークション形式の入札が行われ、入札単価やページの評価により掲載準備が決定します。リスティング広告は、オーガニック検索(自然検索)と同様に検索結果に表示され、検索結果の上位に1ページあたり最大4件が広告として表示されます。主なリスティング広告には、Google広告、Yahoo!広告があります。
アフィリエイト広告
「提携する」という意味を持つアフィリエイト広告は、提携するWebサイト、ブログなどに広告表示が行われ、多くの場合、広告主の設定する成果(商品購入、お問い合わせ、資料請求など)を達成した際に広告掲載料を支払う成果報酬型の課金方式を採用しています。成果に達しない際は広告掲載料が発生しないため、広告主にとってリスクが低いことから、人気の高いWeb広告のひとつだと言えます。
アドネットワーク広告
複数のWeb広告媒体にまとめて広告配信できるサービスです。媒体毎に広告掲載を依頼するには多くの手間がかかり、その媒体選考も容易ではありませんが、アドネットワークを活用することで、それら一切の手間を省き、広くWeb広告の出稿が可能となります。多媒体から情報発信することで多くのアクセスが見込める一方、出稿先を選ぶことができないのが難点です。主なアドネットワーク広告には、Google AdSense 、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)があります。
リターゲティング広告
一度Webサイトにアクセスしたユーザーを限定し、追いかけるように繰り返し広告表示ができるのがリターゲティング広告(追跡型広告)です。Webサイトを閲覧すると、パソコンにはクッキーと呼ばれる閲覧履歴が付与されます。このクッキーを持っているユーザーに限定して広告が配信される仕組みです。過去Webサイトに訪問したユーザーは、その商品やサービスに興味を抱いている可能性が高いとして、繰り返しアプローチを図る手法です。
YouTube広告
YouTubeで動画を検索したり閲覧しているユーザーに動画広告で働きかけるのがYouTube広告です。YouTube広告には、ディスプレイ広告、オーバーレイ広告、インストリーム広告、バンパー広告、TrueViewディスカバリー広告の5種類があり、それぞれ広告の表示方法や表示場所、課金方式が異なるため、目的に適した広告を選定することが大切です。
メールマーケティング
保有するメールアドレスに対しメール配信を行うことで、見込み顧客や既存顧客とのコミュニケーションを図る総称をメールマーケティングと言います。メールマーケティングは、単に新商品やキャンペーンを紹介するメールマガジンに留まらず、Webユーザーの行動履歴ごとに文章やタイミングを変えてメール配信を行いWebサイトへの誘導を図るほか、買い物カゴに入れたままの商品をメールでお知らせし購入を促すなどの手法があります。
SNS広告
Facebook、Instagram、Twitterなどのソーシャルメディアに広告出稿できるのがSNS広告です。年齢、地域、興味関心など、配信するユーザーをセグメント(ターゲットの属性分け)して広告出稿できるのが最大の特徴です。
SNS運用
Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSで公式アカウントを開設し、新商品のローンチやキャンペーン情報の配信、ブランドイメージの向上など、定期的な情報投稿を行うことで消費者とのコミュニケーションを図り、オンラインショップ(ECサイト)やリアル店舗での購入を促す活動を行います。
LPO(ランディングページ最適化)
リスティング広告やリターゲティング広告からアクセスし、最初に訪れる(着地する)ページをランディングページと言い、そのランディングページをコンバージョン達成に向けて最適化する施策がLPO(ランディングページ最適化)です。目的を持って自社サイトに来訪したユーザーをストレスなく、スムーズに目的まで導くことができれば売上が見込めます。そのため、コーポレートサイトやオンラインショップ(ECサイト)とは別に、広告からのランディング用としてコンバージョンまでの導線を最適化したWebサイトとしてランディングページ(LP)の制作などを行います。
EFO(入力フォーム最適化)
商品やサービスの購入を決意し、いざ購入段階で離脱してしまうことが多くあります。その原因のひとつに、入力フォームの項目数が挙げられます。ユーザーはできる限り簡単に購入を済ませたい一方、販売側には発送情報や購入に際する注意など多くの確認が必要となります。そのため、郵便番号の自動入力やクレジットカード情報の引用など、ユーザー側の情報入力にかかる負担軽減を図り、離脱を予防する施策全般を行うこと。それがEFO(入力フォーム最適化)です。
Webサイトの改善
コンバージョン導線を正しく設計する。
Webを中心に行われるマーケティング全般を円滑に運用するには、Web広告以前に自社のWebサイト改善が不可欠となります。そのために、まず理解しなければならないのがGoogleアナリティクスでできることの理解です。ここではGoogleアナリティクスでできる主要な解析と、解析から私たちが行う主な改善提案を紹介致します。
直帰率の改善
Googleアナリティクスでは、直帰率(当該Webサイトにアクセスした最初の1ページだけ見てサイトから離脱してしまった率)を確認することができます。ランディングページ(検索や広告から最初にアクセスするページ)はTOPページが最も多いのが一般的ですが、下層ページにランディングすることも珍しくありません。TOPページ・下層ページを問わず直帰率が高い場合、該当ページのコンテンツやデザイン・レイアウトを改善し、魅力的なページにすることで直帰率を改善していきます。
離脱率の改善
Googleアナリティクスでは、ページ毎に離脱率を確認することができます。直帰率同様に改善していかなければならないのがこの離脱率です。サイト内の複数ページを閲覧するユーザーは、そのサイトに興味を抱いていると言えますが、商品購入、お問い合わせ、資料請求などのコンバージョン(ゴールとして設定するアクション)に至らずWebサイトから離脱してしまう場合、該当ページ内コンテンツが乏しい、デザイン・レイアウトが見づらい・魅力的ではない、ページの導線が分かりづらい、などの要因が考えられます。離脱率の改善に向け、該当ページのコンテンツ、デザイン、導線設計を見直し、ユーザビリティを高めることで離脱率を改善していきます。
コンバージョン率の改善
前述する「直帰率」「離脱率」と同様に、改善していかなければならないのが「コンバージョン率」です。サイトを閲覧するユーザーのうち、最終ゴールとして設定するアクションに至った率を「コンバージョン率」と言いますが、コンバージョンに至らない原因には各ページのコンテンツが乏しい、デザイン・レイアウトが魅力的ではない、ページの導線が分かりづらいなどの問題のほか、入力しづらい、項目が多すぎるなど、エントリーフォームに問題があるケースも多く見受けられます。エントリーフォームの項目そのものや項目数を改善することで、コンバージョン率を改善していく取り組みも大切です。
最後に
確かな知識と技術で、売れる仕組みを構築します。
Webマーケティングの最終目標は、Webサイトのコンバージョンを高め、売上向上に寄与することですが、そのために必要な売れる仕組みの構築を私たちは行います。本ページで紹介するWebマーケティングは、Web広告による集客やコンバージョン率向上に向けたサイト改善に関する項目ですが、本来広告ではなく、オーガニック検索(自然検索)で上位表示されるWebサイトの制作を目指さなければなりません。Webマーケティング以上に重要なWebサイト設計及びWebサイト制作と併せ、私たちのWeb/SNSマーケティングにご期待ください。
Web/SNSマーケティングのご相談、お待ちしております。