応募動機の喚起から内定承諾、そして定着へ。

応募の母集団形成から共感を生み出す、採用ブランディングのコツとは。

Introduction

製造業の採用ブランディング

開発・製造・品質管理部門が組織の中核となる製造業において、組織運営の要となる最重要要素は現場を担う従業員に他なりません。また、成長の原動力も同様に、現場人材の確保と育成にかかっていると言えます。
そのため企業は、組織力強化に向け自社に共感する従業員を採用し、定着させると共にいち早く育成しかなければなりません。そこで注目されているのが採用ブランディングです。

採用ブランディングは、採用力を強化するために「自社のブランド力向上」を図る取り組みの総称です。そしてブランド力とは、他社との違いが明確化された「差別化要因」です。

製造業の採用ブランディングでは、企業として大切にしている考え方(マインド)や成長戦略、事業の社会的意義や優位性、仕事のやりがいや面白さ、そして社内制度や福利厚生などの待遇など、企業全体を俯瞰して求職者が特に知りたい情報を抽出し、自社の特徴・違いを明確に示す差別化要因として、印象に残すメッセージとして発信していきます。

採用ツールを入念に準備することで、応募の母集団を獲得する

採用ツールの活用シーンは、多岐に渡ります。
例えば、採用情報をリクナビ/マイナビなどの募集媒体を通して発信する「注目・認知」フェーズにおいて最も注目される媒体は、採用サイトです。テンプレート化された求人媒体では伝えきれない自社の魅力を、採用に特化した特設サイトで余すことなく紹介し、応募の母集団獲得を目指します。

一方、合同就職説明会や学内セミナーなど、複数企業が集う採用活動の場では、自社の魅力を印象付け、「興味・関心」を高めることでエントリーへと誘う取り組みが重要なことから、採用動画や採用パンフレットでのプレゼンテーションツールに加え、タペストリやのぼり旗、ポスター、テーブルクロスなどで採用ブースを華やかに彩ることで求職者の関心を惹きつけ、応募の母集団獲得を図ります。

求職者エントリー後に行われる会社説明会においても、自社優位性や仕事の社会的意義ややりがいが正しく伝わるよう、採用説明会資料を入念に準備するなど、全方位的な採用ツール開発/採用ブランディングが採用活動を成功へと導きます。

「伝えたか」ではなく、「伝わるか」を意識する

一方求職者は、新卒/既卒を問わず数多くの企業にエントリーし、やりがいのある仕事ややりたい仕事、企業の取り組みや将来性、福利厚生を含む待遇などを比較検討することで精査し、入社先を決定していきます。
人材不足が深刻な課題となる現代において企業は、選考されていることを考慮し、自社の魅力や優位性をしっかりと伝えていかなければなりません。

ここで大切なのは「伝えたか」ではなく、「伝わるか」という点。求職者の状況を考慮せず行われる「企業からの一方的な情報発信は、求職者に届かない」ことを理解し、「求職者の心に深くリーチする伝え方」で採用ブランディングに取り組むことが大切です。

大切なのは「採用すること」ではなく「共感」を生み出すこと

採用施策の成功を評価する指標のひとつに「応募者数」や「内定者数」が挙げられますが、それ以上に大切なのが「共感」です。前述する応募者数や内定者数のうち、「求職者の共感をどれだけ得られたか」は早期退職の防止に直結するだけでなく、入社後のモチベーション源泉ともなるため、個人の成長や業績にも多大な影響を及ぼすと言えます。

だからこそ大切なのは、正しく伝えること。採用のみを目的とした、求職者に誤解を与えるような情報発信や採用ブランド訴求は、企業と求職者のミスマッチを生み出し、結果双方にとって大きな損失を招く結果を生み出します。

採用ブランディングの原則は「らしさを正しく伝える」こと。その「らしさ」を最大限に引き出すのが、私たちパドルデザインカンパニーが提案する採用ブランディングです。

成功の鍵を握る「採用コンセプト」の重要性

採用活動全体を貫く指針となる採用コンセプトは、人事担当者様や経営層、私たち制作会社に至るまで、すべての関係者で共有する採用の基本概念となるため、とても重要なポイントであると言えます。

以降で開発される採用ツールは、この「採用コンセプト」の言語化/具現化を目的に制作され、「採用コンセプトが正しく表現できているか」を判断基準として検討を進めていきます。
採用コンセプトに一貫性がない場合、求人媒体や採用サイト、採用パンフレットや採用動画など、求職者とのタッチポイントとなる採用ツールでのコミュニケーションにブレが生し、結果、求職者の誤解を招きかねません。

このことからも、採用ブランディング実施の際は、採用コンセプトを立案し、採用担当者さまをはじめ、採用関係者全員で同じ採用コンセプトを共有することで、共通認識のもと採用活動のゴールを目指すことが大切です。

採用コンセプトを強く深く伝える採用メッセージ

以降で開発される採用サイトや採用パンフレットなどの採用ツールには、アイキャッチの役割を果たすキャッチコピーや採用メッセージが掲載されていきますが、すべてのメッセージは採用コンセプトに起因して開発されていきます。
そのため、採用コンセプトは採用ツールにおける採用メッセージ開発の根幹であると言えます。

採用コンセプトを最大化する採用キービジュアル

キャッチコピーや採用メッセージの開発と並行して行われるのが、採用キービジュアルの開発ですが、この採用キービジュアルの開発は、採用コンセプトに起因して開発されたメッセージの具現化であるため、採用コンセプトが多大な影響をもたらします。
また、採用ツール制作におけるデザインは、個人の趣味・趣向ではなく、採用コンセプトの具現化を判断基準に評価/校正を行うため、採用コンセプトは採用ツールデザインにおいても根幹を握る重要なポイントであると言えます。

採用コンセプトをさらに深掘りする採用コンテンツ

採用コンセプトが決定し、キャッチコピーや採用キービジュアル、そして採用メッセージ各種が整った段階で、採用コンセプトをさらに深掘りした採用コンテンツの開発に取り組みます。
採用サイトの主なコンテンツには、採用担当者からのメッセージ、仕事のやりがい、プロジェクト紹介、教育・研修制度やキャリア形成、福利厚生や募集要項などがありますが、単に情報掲載するだけでなく、採用コンセプトを念頭に置いた情報開発を行うことで、すべてが採用コンセプトに帰結する採用コンテンツを開発することができます。

採用パンフレットや採用動画も同様に、企画/構成時から「採用コンセプトの具現化」を意識することで、採用ツールごとに最適化された採用ブランディングを実現することができます。

採用強化を実現する「採用ブランディング」3つのポイント

採用ブランディングの主なポイントは「1.他社との差別化」、「2.メッセージ開発」、「3.強く美しいデザイン」の3つに集約されます。次に紹介する3つのポイントを留意して、採用コンセプトの開発から採用ブランディングに取り組むことが大切です。

1.他社と違い訴求で求職者の興味を誘引する

採用ブランディングの主な目的は、他社との違いを明確化し、自社らしさを具現化することで自社に共感する求職者を集い、採用強化から企業の成長を図ることにあります。自社に共感した求職者はモチベーションが高く、比較的早い成長を見込むことができるほか、周囲への好影響が期待できます。
人材採用を促進するだけではない採用ブランディングの取り組みは、成長を望む企業にとって必要不可欠な施策のひとつです。

2.思いを込めたメッセージで求職者にリーチする

では、求職者は採用ブランディングにおけるどの点に興味を抱き、応募意欲が高まるのかと言えば、それは企業からの思いを込めたメッセージが大きな要因だと言えます。
採用ブランディングにおける採用メッセージは、求める人材像に向け採用コンセプトをまっすぐに言語化した企業の思いであり、人材育成方針そのものであるため、メッセージに興味・関心を抱いた求職者は企業へのエントリー率が高まると言えます。

3.強く美しいデザインで求職者を惹きつける

一方、自社らしさを具現化した採用ブランディングにおけるデザインも求職者を惹きつける大きな要因のひとつです。
思いを込めたメッセージを、強く美しいデザインで表現することで、求職者の関心を惹きつけるキービジュアルデザインや、採用コンテンツの数々。採用コンセプトから情報の隅々まで、自社の魅力をデザインで伝えていきます。

採用ブランディングに向けた事前準備

では、製造業が採用ブランディングを実施するにあたり、「どのような事前準備が必要なのか」を詳しく解説していきます。
最も重要なポイントは、制作会社任せにするのではなく、自社でも入念な準備を行い、もれなく情報や要望を共有すること。採用ブランディングの成功には、制作会社とお客様の並走が不可欠です。

1.現状を深掘りして言語化する「採用課題の抽出」

企業活動の要因には、必ず課題が存在します。「単に人材不足」というだけではなく、なぜ人材不足なのか、何が原因で人材不足なのか。
“小さな問題の積み重ねが大きな課題を生み出している”ことも珍しくないため、少子高齢化や景気などマクロな要因に捉われず、自社の置かれた状況をミクロな視点で細かく分析していくことが大切です。

2.どのような人材を求めているのか「求める人材像のペルソナ設定」

製造業における主なポジションには、商品企画や研究開発、生産管理、品質保証などの事務系技術職や、機械・電気・製造・保全などのエンジニア系技術職、そして現場を担う加工や組み立て、検品などの技能職がありますが、単に「ポジションを担う人材」というだけでなく、「どのような人材が必要」なのか、人材像を詳しくペルソナ設定することが大切です。
求める人材像が明確になることで選考基準が明確になるため、以降で行われる採用コンセプトの策定にも有用です。

3.その人材に、伝えるべきこと「自社の独自性/優位性/文化/風土/制度などの抽出」

自社が求める「優秀な人材」を獲得するためには、自社の環境に誇りを持ち、自信を持って正しく発信する姿勢が必要です。自社では当たり前になっている制度や取り組みも、外部から見れば“特別な取り組み”であることも珍しくありません。
また、世間一般で当たり前の制度であったとしても、記載をしないことにより求職者からネガティブな印象を持たれてしまっては本末転倒です。「事業の独自性や優位性」「企業が培ってきた文化や風土」「成長するための教育や研修」「安心して働くための制度」など、自社の魅力を抽出し、余すことなく発信することで、採用成功の可能性を高めていくことが大切です。

4.具体的にどのような活動を実施するのか「採用活動プランの策定」

企業が行う主な採用活動は新卒採用と中途採用の2軸に分けられますが、いずれの採用活動においても、どの募集媒体に掲載するか、どの採用イベントに参加するかなど、はじめに採用活動プランの策定が必要です。
採用活動プランが決定すれば、そこで必要とされる採用コミュニケーションが明確となり、採用ツールの検討が可能となります。

5.着手と達成は“いつ”を目指すのか「選考スケジュールの策定」

採用活動プランが確定し、必要な採用ツールの目処がたった時点で、求人情報の発信から入社までの選考フローやスケジュールを明確に策定していきます。対象が新卒採用であっても、面接日程や内定日などは企業により異なるため、自社スケジュールを明確に定めることが大切です。
採用ツールは、活用シーンに合わせて最適化した企画を立案していきます。

6.目標達成に向けた「採用ブランディングの着手」

明確化された採用課題のもと、「求める人材像のペルソナ設定」から、伝えるべき「自社の独自性/優位性/文化/風土/制度などの抽出」を行い、「採用活動プラン」「選考スケジュール」が策定できた段階で、採用ブランディングの事前準備は完了です。
以降、オリエンテーションやヒアリングにて詳細共有を行い、採用コンセプトの策定や採用メッセージ、採用キービジュアルなどの開発へと進めていきます。

採用コミュニケーション最適化に向けた採用ツールの開発

採用ブランディングに向けた事前準備が整った時点で、いよいよ採用ブランディング着手です。採用ブランディングは、前述した「採用コンセプトの策定」から始まり、主な採用ツールとして「採用サイト」「採用パンフレット」「採用動画」などを制作していきます。

求職者に貴社の魅力が正しく伝わり、貴社が求める人材から共感を得ることでモチベーションの高い人材を採用していく採用ブランディング。
ここでは、各採用ツールの主な役割をご紹介します。

すべての求職者に広く深くリーチする「採用サイト」

採用ブランディングにおいて、全方位的に採用コンセプトやメッセージの発信が可能な採用サイトは、採用活動おいて最も重要な役割を果たす採用ツールです。採用情報のプラットフォームとして、仕事の社会的意義ややりがいなどの魅力を広く発信すると同時に、情報を細部まで深掘りし、自社の魅力を余すことなく掲載することで、応募動機の喚起や入社意欲の向上を促すことができます。

合同説明会や親確に不可欠な「採用パンフレット」

就職イベントや会社説明会の場において、企業理解の深化に不可欠なのが採用パンフレットです。多数の企業にエントリーする求職者にとって採用パンフレットは、企業の魅力や仕事のやりがい、社会的意義や役割、企業文化/風土、そして制度や福利厚生などを深く知ることのできる有意義な情報ソースとなります。
能動的に求職者とコミュニケーションが可能な採用パンフレットは、採用活動に不可欠な採用ツールのひとつです。

仕事のリアルや生の声を伝え内定意欲を高める「採用動画」

採用動画最大のメリットは、多くの情報を短時間で伝えることができる点にあります。また、採用サイトや採用パンフレットだけでは充分に伝えることのできない思いや情熱までも、音声やBGMを交えることで直感的に伝えることができます。
社内の雰囲気や業務風景を背景に社員インタビューを収録することでリアルな業務シーンを想起させることができる採用動画。求職者のモチベーション向上や内定承諾率向上に大きく貢献する採用動画は、採用サイトやYouTube公開をはじめ、採用イベントの場で上映するなど、あらゆる採用シーンで活用することができます。

製造業の採用ブランディングの流れ

製造業の採用ブランディングは、製品や社内体制などの理解からはじまり、調査・分析を経て、採用コンセプト開発を行う、採用ツール開発へと進めていきます。ご契約前・ご契約後の大まかな流れは次の通りです。

1.プランニング

(1)お打ち合わせ・ヒアリング
ビデオ会議またはご面談にて、企業・事業・製品・サービス詳細や目標・課題などを伺い、ご希望要件を整理していきます。初回のお打ち合わせはご相談内容により最長2時間程度を要します。

(2)プラン提案
ご希望要件に応じたプランをご提案。施策内容やご納品までの流れを詳細までご説明させて頂き、ご不明点を解消していきます。また、その後もお打ち合わせを重ね、ご納品までの暫定スケジュールを策定していきます。

(3)ご契約
ご希望要件が確定次第、ご契約条件を整え、契約書類の取り交わしを行うとともに、キックオフ・ミーティングに向けたヒアリングシートの共有やスケジュール調整を行います。

2.採用要件の確認

(4)キックオフ・ミーティング(オリエンテーション)
ご契約締結後、クライアントを深く理解することを目的に、2時間程度のキックオフ・ミーティング(オリエンテーション)を実施します。表面的に見えている情報だけでなく、企業の思いや潜在的な魅力をヒアリング形式で掘り下げ抽出するほか、事前準備いただく採用課題やペルソナ像を確認のうえ採用コンセプト開発へと進めていきます。

3.採用コンセプト開発

(5)採用コンセプト開発
オリエンテーションで共有いただくご要望や採用課題などの採用要件を踏まえ、採用コンセプトを開発します。採用コンセプトは、人事担当者様や経営層、私たち制作会社に至るまですべての関係者で共有する採用の基本概念となるため、とても重要なポイントであると言えます。
以降で開発される採用ツールは、この「採用コンセプト」の言語化/具現化を目的に制作され、「採用コンセプトが正しく表現できているか」を判断基準として検討を進めていきます。

(6)採用メッセージ開発
求職者への採用コンセプト発信に向け、キャッチコピーをはじめとした採用メッセージを開発します。採用メッセージは、求める人材像に向け採用コンセプトをまっすぐに言語化した企業の思いであり、人材育成方針そのものであるため、採用の成否に直結する重要なポイントとなります。

(7)採用キービジュアル開発
策定された採用コンセプトに基づき、キャッチコピーを具現化する採用のキービジュアルを開発します。採用キービジュアルは、以降で制作される採用サイトや採用パンフレットをはじめ、就職合同イベント会場などに開設されるブースデザインにも統一され、自社らしさを包括的に演出するシンボルとなります。

4.採用ツール開発

(8)採用サイト制作
採用サイトは、求人媒体で採用情報をキャッチアップした求職者の多くがアクセスする採用情報のプラットフォームです。ゆえに、Webサイトの特性を活かし、採用メッセージに写真や動画、アニメーションなどを加え、求職者の興味を誘引することで関心を高め、エントリーへと誘う情報設計が不可欠です。

(9)採用パンフレット作成
能動的に情報発信が可能な採用パンフレットは、活用シーンを想定したページ構成が不可欠です。単に情報掲載するだけでなく、企業/事業紹介の流れに合わせページ構成を行うことで、採用担当者のプレゼンテーション効果を最大限まで引き上げることができます。

(10)採用動画制作
長時間にわたる会社説明会において、応募者の理解を促進し、インターバルとしても機能する採用動画。合同説明会の場で注目を目的に制作される採用動画もあれば、会社説明会における理解の深化、共感の醸成など、活用シーンにより動画のストーリー構成は様々です。
採用動画の効果を最大限まで高めるためには、いつ、どこで、誰に、何を、どのようにして伝えるのか、その情報設計が重要です。

(11)その他、採用ツール制作
採用ブランディングにおいて中心となる採用サイト、採用パンフレット、採用動画などの採用ツールに加え、合同就職説明会や会社説明会の会場を彩る、採用ブースデザイン。採用ポスターやタペストリ、テーブルクロスや椅子カバー、そしてユニフォームなどのデザインを統一することで、他社との差別化から求職者の興味誘引を図ることができます。

5.効果検証から改善へ

(12)情報収集-効果検証
制作した採用ツールを実際に活用し、応募状況や求職者の反応を確認。応募者数や応募者アンケート、そして内定承諾率など、1年間を通して採用活動におけるデータ収集を行います。
また、応募者数や内定承諾率など、前年度データとの比較から効果検証を行います。

(13)採用課題の抽出-採用コンセプト再定義
採用活動において感じた課題や改善点の抽出や応募者アンケートの検証を行い、採用ブランディングの改善点を検証します。
必要に応じて採用コンセプトの再定義を行い、翌年以降の採用強化施策を検討します。

(14)採用ツールの改善
さらなる採用強化に向け、採用メッセージの改善、キービジュアル変更、コンテンツ追加など、採用ツールの改善を図ります。新卒採用はターゲットが毎年入れ替わるため、部分的な改善を繰り返すことで費用対効果を高めていく施策が有効です。
なお、採用方針の変更が生じた場合には、採用ツールの全面的な見直しが必要です。

製造業の採用ブランディング事例

ニッチを強みとして、設計職を募集する。

オンリーワンなブラスト技術とカスタマイズ設計で、業界内でユニークなポジションを築く、株式会社不二製作所が欲しい人材は「設計職」。エアーブラスト装置という世の中にあまり知られていないニッチな装置を扱っているため、機械設計・電気設計の2職種において新卒採用市場で苦戦を強いられていました。
そこで弊社が提案したのはニッチさを強みとすること。唯一無二の装置であり、仕事であることを伝えることで、ターゲットの興味を誘引していきます。

製造業の採用ブランディングvol.1|株式会社不二製作所

プラント業界のイメージを変える

プラント業界の採用ツールの多くは、プラントの写真が並んだ無骨かつ男性的なイメージがほとんどで、女性社員も多くフランクで風通しのいい同社の雰囲気に合いません。またプラントは、私たちの暮らしに欠かせない製品を生み出す設備であるにも関わらず、学生にあまり馴染みがない業界です。
そんなプラントのイメージを変え、多くの学生に興味を持ってもらうことがプロジェクトの目標でした。

製造業の採用ブランディングvol.2|JFEプロジェクトワン株式会社

Chemistry - 人のいのちを思う企業。

1946年富山県で創業以来、独自の有機合成技術を駆使して高品質な医薬品原薬・中間体、ビタミンなどのファインケミカル製品を製造・販売する同社。本プロジェクトでは、長年使用してきたコーポレートサイトの情報を整理し、新たなコンセプトのもとVI統一を図りました。
新たなコンセプトとして「chemistry」をご提案。事業内容をはもちろん、さまざまな年代・職種の社員が協力し合う社風を表現しています。
コーポレートカラーを効果的に使用するデザインに、社員の方々の働く様子や、雰囲気の良さを表す写真を多く使用することで「人を思う企業」という企業の性格が浮かび上がるビジュアル開発を目指しました。

製造業の採用ブランディングvol.3|協和ファーマケミカル株式会社

まっすぐ、強く。巧であれ。

創立50周年を契機に実施した、企業ブランディングから早2年。3年目を迎えるにあたり、採用強化に向けた採用ブランディングを実施しました。
タグライン「まっすぐ、強く。」が求職者にしっかりと伝わるよう、採用案内Webサイト、採用案内動画「鉄に命を。人に夢を。」編、そして6人の巧人一人ひとりに焦点をあてた採用案内動画2016「巧人」6編、さらに採用案内動画2019「巧人」6編を制作し、採用に関するコンセプト統一を図りました。

製造業の採用ブランディングvol.4|鎌ケ谷巧業株式会社

社会に尽くす、自動ドア。

大卒のエントリー数を増やしたい。そんなご相談から、プロジェクトはスタートしました。まずは、採用活動の現状をヒアリングするとともに、学生の就職に対するインサイトを検証。現状の採用活動の課題として「仕事のやりがいが伝わっていない」「仕事の社会的意義が伝わっていない」「仕事の楽しさが伝わっていない」と定めた上で、その課題を解決する採用ブランディングをご提案させて頂きました。
企画の軸となったのは、普段は当たり前の存在すぎて見過ごされてしまう自動ドアの価値を顕在化すること。開発したコンセプトは、社会に尽くす、自動ドア。主力商品をキャラクター化した「見えないドアマン」を登場させることで、自動ドアの価値を解りやすく伝えるとともに、他社のツールに埋もれない目を引く表現を行いました。

製造業の採用ブランディングvol.5|フルテック株式会社

チャレンジは新人の仕事だ。

時代に合わせて新しいことに挑戦し続ける同社は、新入社員・若手社員にも仕事を任せる社風。しかし「少しおとなしい人が多い」という採用課題を抱えられていました。今回の採用ターゲットを、決して派手ではないが新しいことに恐れずチャレンジできる人物像に設定し、採用パンフレット・webサイトをご提案。
「チャレンジは新人の仕事だ。」というキャッチコピーのもと、若手社員のプロジェクトストーリーなどのコンテンツで面白い仕事ができる会社であることを印象づけました。

製造業の採用ブランディングvol.6|ひかり味噌株式会社

クリエイティブチーム

パドルデザインカンパニーには、プロジェクト全体を統括するプロデューサーやブランディングディレクターをはじめ、コピーライター、エディトリアルライター、アートディレクター、ブランドデザイナー、Webデザイナー、映像ディレクターなどが在籍し、プロジェクト毎に最適なチーム編成を行うことでブランドを最適解へと導いていきます。

記事制作/プロデューサー

ご相談や課題を受け、実施プランの策定やプロジェクトの大まかなスケジュールなどを策定します。また、プロジェクトのゴール設定やマーケティング環境分析、市場分析などを行い、市場で勝ち抜くブランド戦略提案などを行います。

Producer
CEO 豊田 善治

東京港区のブランディングカンパニー

パドルデザインカンパニーは、5職種で編成されたブランディングカンパニー。ブランドコンサルティングとデザイン会社の両側面を持ち合わせ、クライアントの課題に実直に向き合います。南青山に構える本社を主な拠点に、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3件を中心に、北海道から沖縄まで全国対応可能です。