注目から集客、そして成功へ。

イベント/展示会動画の必要性や制作のメリット、制作のポイントを伝授します。

Introduction

イベント/展示会動画とは

イベント/展示会動画は、主にイベント会場で上映することを目的に制作される動画の総称です。来場者の注目を集め興味を誘引し、集客へとつなげる役割を担います。

イベント/展示会動画はなぜ必要なのか?

最大の要因は集客です。イベント/展示会の多くは特定のテーマのもとで開催されるため、自社と類似する商品/サービスを展開する競合企業のブースが軒を連ねます。小規模会場でも数十軒、大規模会場ともなると百軒を超える場合もあるほど競争に晒されます。そのようなイベント会場において営業機会を創出するためには、ブース装飾やコミュニケーションツールを活用して興味・関心を高め、自社ブースへと誘引しなければなりません。だからこそ、視覚と聴覚に訴求できる動画が必要とされています。

無形商材にイベント/展示会動画は不可欠?

直接製品に触れることができる有形商材とは異なり、実態が掴みにくい無形商材の魅力を伝えるには、一層の配慮が必要です。営業資料として準備するチラシやパンフレット、パネルなどの文字情報・写真などだけでは、サービスの特徴を伝えきることが困難な場合、活躍するのがイベント/展示会動画です。サービス紹介動画やデモンストレーション動画などを活用し、動画でプレゼンテーションを行うことで、圧倒的な情報量を短時間で効率よく、来場者に伝えることができます。限られた人員を効果的に配置しなければならないイベントにおいて、動画はアイキャッチ、誘客、説明と多岐にわたる活躍で営業効率化を図れることから、無形商材の訴求にはイベント/展示会動画が不可欠であると言えます。

インナーブランディングに役立つ社内イベント動画

社員総会や周年事業などの社内イベントでも、実に多くのシーンで動画が活用されます。代表的な動画には、イベントのオープニングを華やかに彩る「オープニング動画」、ブランドエンゲージメントを高める「ブランディング動画」、表彰授与前に上映する「アワード動画」、企業の歩みを継承する「周年動画」、そしてそれぞれの「メイキング映像」などがあります。いずれの動画も、社員のモチベーション向上、インナーブランディングを目的に制作されます。

イベント/展示会動画制作 5つのメリット

1.来場者の興味喚起から自社ブースへの誘引
2.短時間で分かりやすく、多くの情報を伝えられる
3.営業効率化により営業の質も高まる
4.会場に持ち込めない製品は動画で
5.最小限の営業人員でイベント対応可能に


イベント/展示会動画の活用は、出展企業と来場者の双方に多くのメリットをもたらしますが、ここではイベント/展示会動画制作の主なメリットを5点に絞りご紹介します。

来場者の興味喚起から自社ブースへ誘引

イベント/展示会出展企業の主な目的は商談機会の獲得ですが、イベントの多くはひとつのテーマで開催されるため、多くの同業他社がブースを構えます。そんなイベント/展示会会場において商談機会を獲得するためには、来場者の注目を惹きつけ、商品/サービスへの興味喚起から自社ブースへと誘引しなければなりません。そこで大きな役割を果たすのがイベント/展示会動画です。音声と映像で構成される映像は、紙媒体と比べ圧倒的な情報伝達力を持つため、興味喚起に最適な営業ツールとして集客に寄与します。

短時間で分かりやすく、多くの情報を伝えられる

展示会会場で営業ツールとして使用されるリーフレットやパンフレットと比較した場合、動画の情報伝達力は文字情報の5,000倍と言われており、1分間の動画から伝わる情報量は文字換算で180万語、Webページ換算で3,600ページ分にもなると言われています。
能動的に文字情報を読み込む必要がある従来の営業ツールと、映像と音声で受動的に情報が伝わるイベント/展示会動画とでは、伝わる情報量に圧倒的な差が生まれるため、営業効率化や成約率向上にも有効な営業ツールとして、多くの企業で採用されています。

営業効率化が接遇の質と成果を高める

イベント/展示会会場では、来場者の興味換気、自ブースへの誘引、サービスや企業の概要説明、特徴や長所の訴求など、初期対応だけでも非常に多くのタスクがあり、さらにはヒアリング、提案、交渉、場合によってはクロージングや受注まで必要となる場合すらありますが、これを限られた人員でこなすことは容易ではありません。対象数が多く労力を要する初期対応の役割をイベント/展示会動画に担わせることで、重要度の高いお客様を誘引し、適切に迎える応対が可能となります。イベント/展示会動画による営業効率化は接遇の質を高め、成果を高めます。

会場に持ち込めない製品は動画で

展示会では、会場に展示された製品のアピールが主体となりますが、会場への持ち込みが難しい大型製品や危険物、受注生産品などのアピールにもイベント/展示会動画は大きな役割を果たします。紙の資料や口頭での補足説明だけではイメージしきれない製品の特徴も、動画であれば直感的に伝えることができるため、優れた営業効果をもたらします。

最小限の営業人員でイベント対応可能に

多くの企業が日常業務と並行してイベント/展示会に出展するため、展示会期間中の営業担当者は展示会での来場者対応と既存顧客の対応に追われ、多忙を極めます。一方、展示会出展に割ける営業人員も限られることから、企業は出展効果の最大化を図ると共に、最小限の営業人員で対応できるよう準備を進める必要に迫られます。この課題を解決するのがイベント/展示会動画です。自社ブースへの興味誘因から、自ブース内での放映プレゼンテーションによる営業効率化と人員配置の最少化。イベント/展示会動画はこれらの課題に解決をもたらします。

効果的なイベント/展示会動画制作 10のポイント

イベント/展示会出展時の集客・営業ツールとして効果的な動画を制作するには、イベント/展示会動画ならでは注意すべきポイントがあります。ここでは制作時の注意すべきポイントを10点に絞りご紹介します。

1.訴求ポイントを明確に定める

イベント/展示会動画が担う主な役割は、自社ブースへの集客や商品/サービスのプレゼンテーションですが、まずは何をもって集客を図るのか、主にどの点を訴求するのかなどのポイントを明確化することが大切です。訴求ポイントが明確になれば、どのようなシナリオ構成で、どのように動画を活用すべきかが見えてきます。

2要点を端的にまとめる

イベント/展示会には多くの競合企業が出展するため、来場者が立ち寄るブースは興味・関心の高い一部のブースのみであり、滞在時間も短時間に限られます。そのためイベント/展示会動画では、訴求すべき要点を端的にまとめ、自社商品/サービスの魅力が短時間で伝わる構成にすることが大切です。

3.構成にメリハリを持たせる

いくら短時間で視聴可能な動画であっても、メリハリのない動画では最後まで視聴いただくことも難しく、印象にも残りません。視聴者の立場で情報を客観視し、メリハリがあり飽きのこない構成であることが大切です。

4.離れた距離からの視聴も意識する

イベント/展示会動画を活用して集客を図る場合、少し離れた距離からの視聴も意識して動画制作を進めていかなければなりません。集客を期待して制作した動画が「通行人には伝わらない」ようでは、期待する集客効果には繋がりません。

5.動画の尺(長さ)はできるだけコンパクトに

時間の限られる来場者に商品/サービスの要点がしっかりと伝わるよう、イベント/展示会動画は可能な限り凝縮し、コンパクトな尺で制作しなければなりません。集客用動画では10-15秒前後、プレゼンテーション動画であっても3-5分程度が適切です。

6.騒がしい会場でも伝わるようテロップをつける

多くの来場者で賑わう会場では、動画の音声が聞き取りづらくなる上、場内での音量に制限が加えられることが殆どであるため、テロップでの補足が不可欠となります。また、視認距離に対して文字が小さい、細い、色が薄いなどの視認性にも注意し、老若男女を問わず誰にでも見やすい、ユーザーフレンドリーなテロップに仕上げることも大切です。

7.図解やグラフはアニメーションで分かりやすく

せっかく制作したイベント/展示会動画も、ターゲットに伝わらなければ意味がありません。図解やグラフでデータ訴求をする場合には、ナレーションやテロップに合わせて図解やグラフをアニメーションで連動させるなど、分かりやすく伝えると効果的です。

8.ダイナミックな演出で印象に残せるように

「一日で多くの情報に触れる来場者に、どれだけ印象を残せるか」はイベント/展示会出展の成否に強く影響します。そのため動画の長所を最大限に活かし、ダイナミックな演出で視聴者にインパクトを与えることが大切です。

9.インパクトのあるBGM/SEを起用する

動画から受ける印象は、BGM/SE(効果音)が大きく影響します。そのためイベント/展示会動画では、インパクトのある映像に加え、インパクトのあるBGM/SEを採用することが重要なポイントです。

10.展示会後も活用しやすいコンテンツに

イベント/展示会動画は、短時間で強烈なインパクトを与えられる優秀な営業ツールです。他イベント/展示会への流用や、自社サイトでの情報発信、営業活動時のプレゼンテーション利用など、様々な状況で活用しやすいコンテンツにすると、動画制作の費用対効果はさらに高まります。

イベント/展示会出展を成功へと導く3つの秘訣

イベント/展示会では、日頃の商談以上に綿密な営業戦略と事前準備が必要となります。ここでは、多くの来場者に自社の優位性を訴求し、展示会出展を成功へと導く3つの秘訣をご紹介します。

1.イベントブースを際立たせる

多くのブースが軒を連ねるイベント/展示会会場において、最も重要なのはイベントブースが際立っていること。他社に見劣りするブースデザインでは多くの集客は期待できません。奇をてらってでも目立てば良いという訳ではなく、企業や商品/サービスのブランドイメージに則したブースデザインが優れた集客効果と成果をもたらします。

2.多角的な集客施策を準備する

イベント/展示会会場において、来場者とコミュニケーションを図れる機会は限られたタイミングのみです。この貴重な機会を最大限に活かすには、展示品やパネル等の解説資料はもちろんのこと、イベント企画や運営スタッフとユニフォーム、イベント/展示会動画、パンフレット、リーフレット、ノベルティグッズなど、様々なツールを多角的に準備し、来場者に最適なコミュニケーションを図ることが大切です。

3.適切な人員配置

ブース設計や各種ツールの準備だけでなく、会場に配置する営業担当者のコミュニケーション能力や営業スキルが商談機会の獲得に多大な影響を及ぼします。多くのコストを投じて参加するイベント/展示会を無駄にせぬよう、現場担当者の適性を考慮した人員配置を行うことも重要なポイントです。

イベント/展示会動画 制作事例5選

イベント/展示会動画の主な役割は、集客とプレゼンテーション。目的に最適化されたイベント/展示会動画の実写やアニメーション制作事例をタイプ別にご紹介します。

1.株式会社エレクトロニック・ライブラリー|モーニングクリッピング®

注目の新聞記事をクリッピングしてくれるサービス「モーニングクリッピング®」紹介用のPR動画制作実績です。多忙なビジネスマンにも目を留めてもらえるよう、アテンションのある動画として企画・制作しました。ストーリーはタクシーの乗客目線で展開。突如助手席から話しかけられる演出で注目を惹き付けた後「モーニングクリッピング®」のメリットを視聴者に向けアピールします。

株式会社エレクトロニック・ライブラリー|モーニングクリッピング®

2.辰野株式会社|ESD Guardian UNIFORM

静電気放電機能を持ったユニフォーム「ESDガーディアン」の特徴を紹介するアニメーション動画制作実績です。導入ではこのユニフォームを着用する必要性を解説し、高い機能性と環境に優しい素材の特性をアバターがコミカルに説明するストーリーで構成しました。打ち合わせを重ねて適切なキャラクターを設定し、視聴者が商品を調べる動機付けとなる商品紹介動画に仕上げました。

辰野株式会社|ESD Guardian UNIFORM

3.キングソフト株式会社|WPS Cloud

教育業界向け展示会への出展時、ブース内の大型モニターで放映する商品紹介動画の制作実績です。ナビゲーターの教員がオフィス互換のクラウド型ソフト「WPS Cloud」が導入された学校現場を案内する構成を企画し、90秒の短尺で魅力を伝えるシナリオを制作。「WPS Cloud」が児童・生徒の創造力を伸ばし、みんなで協働する力を育むことを、分かりやすくキャッチーなアバターアニメーションで表現しています。

キングソフト株式会社|WPS Cloud

4.株式会社アクティサポート|イベントオープニング動画

企業リブランディング・プロジェクト元年となった第21期を締め括る「社員総会イベントオープニング動画」制作事例です。6つのテーマ(SMART /STRENGTH /SPEEDY /NOBLE /SAFETY /SECURITY)を壮大なBGMで演出し、イベントのオープニングを彩ります。

株式会社アクティサポート|イベントオープニング動画 Cloud

5.株式会社東京ミライズ|イベントオープニング動画

設立から14年。不動産仲介から再販、そしてディベロッパーへと成長のあゆみを加速する株式会社東京ミライズ。1年間を締め括る社員総会イベントを彩るオープニングムービーを制作しました。社員を主役に、今日を最高に楽しい1日にして欲しい。そんな代表の想いを受け、ハイテンションなBGMで構成する67秒の動画に仕上げました。この他にも、表彰式の冒頭で上映する動画や、設立から14年間の軌跡を再現ドラマで仕上げた軌跡動画など、3本の動画でイベントを彩りました。

株式会社東京ミライズ|イベントオープニング動画 Cloud