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ブランディング発注前チェックリスト|目的・予算・成果物の整理方法
いいブランディングは、いい準備から始まる。
ブランディング発注前に確認したい7項目と、目的・予算・成果物の整理方法を解説します。
ブランディング制作の発注前に整理すべきこと
ブランディング制作を成功につなげるには、制作会社への相談前に、自社の状況や希望条件を整理しておくことが大切です。何を改善したいのか、いつまでに実現したいのか、どの程度の予算を想定しているのかによって、提案される施策は変わります。
ただし、発注前から具体的なデザインや制作内容をすべて決める必要はありません。企業側で共有すべき情報と、制作会社の専門性を活かして検討する内容を分けることが重要です。ここでは、発注準備の基本的な考え方と、初回相談までに用意しておきたい情報を整理します。

発注前の情報整理が必要な理由
ブランディング制作は、企業の課題や目標に応じて取り組みの内容が変わります。そのため、発注前の情報整理は、制作会社と認識をそろえるための重要な準備です。
例えば、同じ「企業イメージを刷新したい」という依頼でも、事業転換に伴うブランドの再構築と、古くなったデザインの見直しでは必要な工程が異なります。背景を共有できていれば、制作会社は適切な制作範囲を検討しやすくなり、提案や見積もりの精度も高まります。また、社内で目的を共有することで、プロジェクト開始後の意見の食い違いを減らすことにもつながります。
発注前に決めること・決めなくてよいこと
発注前に企業側で整理したいのは、取り組みの背景、解決したい課題、希望納期、予算などの基本条件です。一方、ブランドコンセプトや具体的なデザイン、制作物の最適な組み合わせは、制作会社と相談しながら決めることもできます。
例えば、ロゴの刷新を検討していても、既存のロゴを活かしてブランドメッセージやWebサイトを見直す方が適切な場合があります。最初から制作内容を限定しすぎると、より効果的な選択肢を見落とす可能性もあります。発注前は「何を実現したいか」を明確にし、「どのように実現するか」は柔軟に検討できる状態にしておきましょう。
| 企業側で整理すること | 制作会社と検討できること |
|---|---|
| 現状の課題・目的 | ブランド戦略・コンセプト |
| 主なターゲット | メッセージ・表現方法 |
| 想定予算・上限 | 制作範囲・施策の組み合わせ |
| 公開希望日 | 詳細な制作スケジュール |
| 社内体制・決裁者 | 制作工程・進行方法 |
制作会社に相談する前に用意したい基本情報
制作会社への初回相談では、企業の概要や事業内容に加え、現在の課題と希望条件を簡潔に伝えられるようにしておきましょう。詳細な企画書は必須ではなく、既存の会社案内やWebサイト、事業資料などを活用することも可能です。
また、今回の取り組みを検討するきっかけや、社内で挙がっている意見も参考情報になります。例えば、営業部門から「競合との違いが伝わりにくい」という声がある場合、その背景を共有することで課題への理解が深まります。資料を一から作り込むよりも、現状を正しく伝えることを優先し、初回相談に必要な情報を準備しましょう。
ブランディング制作の発注前チェックリスト7項目

ブランディング制作の発注準備では、目的・対象・予算・成果物・納期・体制・資料の7項目を押さえておくと、必要な情報を漏れなく整理できます。これらは制作会社が提案内容や制作条件を検討するための基本情報です。
まずは各項目について、何が決まっていて、何が未確定なのかを確認しましょう。ここでは発注前に押さえるべき要点を紹介し、目的・予算・成果物の具体的な整理方法は後の章で詳しく解説します。
①目的|ブランディングで解決したい課題を整理する
最初に確認したいのは、ブランディング制作に取り組む理由です。企業認知の向上、採用力の強化、ブランドイメージの刷新など、目的によって必要な施策は異なります。
例えば、「採用サイトを新しくしたい」という希望がある場合、その背景には応募者数の不足や企業理解の低さなど、異なる課題が考えられます。制作物の名称だけでなく、何を改善したいのかを整理することが重要です。複数の課題がある場合は、優先して解決したいものを明確にしましょう。
②対象|誰に何を伝えたいのかを明確にする
ブランディングでは、情報を届ける相手によって伝えるべき内容が変わります。発注前には、主なターゲットが顧客なのか、求職者なのか、取引先なのかを整理しておきましょう。
例えば、法人顧客には専門性や導入メリットを、求職者には仕事内容や企業文化を伝えることが重要になる場合があります。対象が複数あるときは、誰への訴求を優先するのかを明確にしておくと、制作方針を検討しやすくなります。ターゲットの詳細な分析は、制作会社と進めることも可能です。
③予算|想定予算と上限金額を整理する
ブランディング制作の予算は、依頼する工程や制作物の種類によって変わります。発注前には、希望する予算帯と社内で承認できる上限を確認しておきましょう。
また、予算が単年度で決まっているのか、複数年度に分けて使用できるのかも重要な条件です。例えば、初年度にブランドの基盤を整え、翌年度にWebサイトや各種ツールへ展開する方法も考えられます。正確な金額が決まっていない場合でも、予算の目安を共有することで、実現可能な提案を受けやすくなります。
④成果物|必要な制作物と優先順位を整理する
発注前には、ロゴやWebサイト、パンフレット、動画など、必要と考えている制作物を洗い出しましょう。その際、すべてを必須とせず、優先順位をつけておくことが重要です。
例えば、新社名の発表に合わせてロゴとWebサイトを先行制作し、会社案内や動画は後から展開する方法があります。また、必要な制作物が明確でない場合は、目的を伝えたうえで制作会社に提案を求めることもできます。現時点での希望と、専門家に判断を委ねたい内容を分けておきましょう。
⑤納期|公開・使用開始日から逆算する
新社名の発表や周年記念日、採用活動の開始など、成果物を使用する日程が決まっている場合は、発注前に共有しておきましょう。公開日が制作計画の基準になります。
また、社内の経営会議や役員承認など、変更できない確認日程も重要です。希望する公開日だけでなく、途中で必要な承認のタイミングを整理しておくことで、制作会社が現実的なスケジュールを検討しやすくなります。具体的な制作期間は、制作範囲が決まった段階で調整しましょう。
⑥体制|社内担当者と決裁者を明確にする
ブランディング制作では、経営層や広報、人事、営業など、複数の部署が関わることがあります。発注前には、制作会社との連絡窓口と、最終的に内容を承認する決裁者を明確にしておきましょう。
例えば、広報部門が進行管理を担当し、経営層がブランドの方向性を承認する体制が考えられます。役割が曖昧なままだと、確認や意思決定に時間がかかる場合があります。関係部署の意見をどのように集約するかも含め、基本的な社内体制を整理しておくことが大切です。
⑦資料|既存のブランド資産と参考資料を集める
制作会社が企業の現状を理解できるよう、既存のロゴ、Webサイト、会社案内、事業資料などを準備しておきましょう。企業理念やブランドガイドライン、過去の調査資料などがあれば、参考情報として役立ちます。
また、既存の制作物について、継続して使用したいものと見直したいものを整理しておくことも有効です。すべての資料をそろえる必要はありませんが、利用可能な情報を把握しておくことで、制作会社との打ち合わせがスムーズになります。
ブランディング制作の目的を整理する方法

ブランディング制作の目的を明確にするには、現在の課題と実現したい状態を分けて考えることが重要です。「企業イメージを向上させたい」という希望だけでは、具体的な施策や優先順位を決めにくいためです。
まずは現状の問題を言語化し、その改善によって企業にどのような変化を生みたいのかを整理しましょう。さらに、成果を確認するための判断基準を考えておくと、制作会社との認識をそろえやすくなります。ここでは、目的を具体化するための3つの方法を紹介します。
現状の課題を具体的な言葉にする
ブランディングの課題を整理する際は、抽象的な印象ではなく、実際に起きている問題に注目しましょう。「企業の魅力が伝わっていない」という表現だけでは、どのような場面で問題が生じているのかがわかりません。
例えば、「営業先で事業内容を理解してもらうまでに時間がかかる」「採用説明会で競合企業との違いを説明しにくい」など、具体的な状況を挙げると課題が明確になります。顧客や求職者と接する部署から意見を集めることも有効です。実際の業務で生じている問題を整理することで、制作会社へ伝える情報の精度が高まります。
ブランディングで実現したい状態を整理する
課題を整理したら、ブランディングによって実現したい状態を考えます。例えば、「営業先で事業内容が伝わりにくい」という課題であれば、「初めて接する顧客にも自社の強みが理解される状態」が目標になります。
このように、現状の問題を改善後の姿へ置き換えることで、取り組みの方向性が明確になります。また、複数の目的がある場合は、優先順位をつけることも重要です。企業認知の向上と採用力の強化を同時に目指す場合でも、今回の制作で特に重視することを決めておけば、施策を検討しやすくなります。
目的と成果の判断基準を結びつける
ブランディング制作の目的を整理する際は、どのような変化を成果として確認したいのかも考えておきましょう。詳細なKPIを発注前に確定する必要はありませんが、判断基準の方向性を共有しておくことは重要です。
例えば、企業認知の向上であれば認知度調査や指名検索の変化、採用力の強化であれば応募者の反応や採用活動での活用状況などが参考になります。ただし、成果には制作物以外の要因も関係するため、単純な数値だけで判断しないことが大切です。まずは重視する成果を整理し、具体的な測定方法は制作会社と検討しましょう。
| 目的 | 実現したい状態 | 成果を確認する視点 |
|---|---|---|
| 企業認知の向上 | 企業名や事業内容が知られている | 指名検索・認知度調査 |
| 企業理解の促進 | 強みや特徴が正しく伝わっている | 顧客の反応・理解度調査 |
| 採用力の強化 | 求職者に働く魅力が伝わっている | 応募者の反応・採用活動での活用 |
| ブランドの統一 | 媒体ごとの表現が整理されている | ガイドラインの運用状況 |
ブランディング制作の予算を整理する方法

ブランディング制作の予算を検討する際は、制作物の費用だけでなく、企画や調査、撮影、印刷などの関連費用も把握しておくことが重要です。必要な工程を理解しておくことで、見積もりの内容を確認しやすくなります。
また、予算が限られている場合は、制作範囲の調整や段階的な実施も選択肢になります。ここでは、費用項目の洗い出し、予算の優先順位、追加費用の確認という3つの視点から、発注前の予算整理について解説します。
制作費に含める項目を洗い出す
ブランディング制作では、企画・戦略、デザイン、各種媒体の制作など、工程ごとに費用が発生します。発注前には、希望する制作物にどのような作業が必要なのかを大まかに把握しておきましょう。
例えば、Webサイト制作には情報設計やデザイン、構築などが含まれ、写真撮影や原稿制作が別途必要になる場合もあります。また、ロゴ制作ではコンセプト設計やデザイン開発、使用ルールの整備などが考えられます。費用項目を理解しておくことで、見積もりに含まれる内容と、別途必要な作業を確認しやすくなります。
| 費用項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 調査・企画 | ヒアリング、現状分析、コンセプト設計 |
| デザイン | ロゴ、ビジュアル、各種媒体のデザイン |
| Web制作 | サイト設計、デザイン、構築 |
| コンテンツ制作 | 取材、原稿制作、写真撮影、動画制作 |
| 印刷・実装 | 印刷、加工、サイン施工など |
| 運用関連 | Webサイト保守、更新、追加制作など |
予算の上限と優先順位を決める
予算の上限が決まっている場合は、その範囲で何を優先するのかを整理しましょう。すべての施策を同時に実施するのではなく、重要度に応じて制作時期を分ける方法もあります。
例えば、企業ブランドの刷新では、最初にブランドコンセプトとロゴを整備し、その後にWebサイトやパンフレットへ展開することが考えられます。また、既存の制作物を活用できる場合は、新規制作の範囲を絞ることも可能です。限られた予算の中で効果的な取り組みを行うために、必須の施策と追加候補を分けておきましょう。
追加費用が発生しやすい項目を確認する
ブランディング制作では、当初の依頼内容から作業範囲が変わると、追加費用が発生する場合があります。見積もりを確認する際は、金額だけでなく、どこまでの作業が含まれているのかを把握することが重要です。
例えば、デザインの修正回数の追加、撮影日数の増加、Webサイトのページ追加などが考えられます。また、印刷費やサーバー費用、外部素材の使用料などが別途必要になる場合もあります。発注前に追加費用の条件を確認し、不明点を整理しておくことで、予算管理がしやすくなります。
ブランディング制作の成果物を整理する方法

ブランディング制作の成果物は、ブランドの方向性を定める資料から、ロゴやWebサイト、パンフレットなどのクリエイティブまで多岐にわたります。発注前には、必要な成果物を洗い出し、それぞれの役割と利用方法を整理することが重要です。
また、制作物の種類だけでなく、優先順位や納品形式も確認しておく必要があります。ここでは、ブランド戦略とデザイン制作の違い、主な成果物の整理方法、制作の優先順位、納品条件について解説します。
ブランド戦略とデザイン制作を分けて考える
ブランディング制作では、ブランドの方向性を定める戦略設計と、それを具体的な形にするデザイン制作を分けて考えることが重要です。両者は密接に関係していますが、必要な作業や成果物は異なります。
例えば、ブランド戦略では企業の強みや価値を整理し、ブランドコンセプトやメッセージを策定します。一方、デザイン制作では、それらをロゴやWebサイト、パンフレットなどの表現へ落とし込みます。既にブランド戦略が明確な企業であれば、デザイン制作を中心に依頼することも可能です。どの段階から支援が必要なのかを整理しておくと、制作範囲を検討しやすくなります。
ロゴ・Webサイト・パンフレットなどを整理する
必要な成果物を整理する際は、制作物の名称だけでなく、どのような目的で使用するのかを明確にしましょう。同じWebサイトでも、企業情報を伝えるコーポレートサイトと、求職者向けの採用サイトでは役割が異なります。
例えば、ロゴは企業の象徴として幅広い媒体で使用され、会社案内は営業活動や企業紹介に活用されます。また、動画は企業の雰囲気やメッセージを印象的に伝える手段となります。発注前には、想定している成果物と利用場面を一覧にまとめておくと便利です。制作会社に共有することで、目的に合った制作範囲を検討しやすくなります。
| 成果物 | 主な利用目的 |
|---|---|
| ブランドコンセプト | ブランドの方向性を明確にする |
| ロゴ | 企業・商品の象徴を統一する |
| コーポレートサイト | 企業情報や強みを発信する |
| 採用サイト | 求職者に働く魅力を伝える |
| 会社案内・パンフレット | 営業活動や企業紹介に活用する |
| ブランドムービー | 企業の理念や世界観を伝える |
| ブランドガイドライン | 表現ルールを共有・管理する |
必要な成果物を優先度別に分類する
成果物を洗い出したら、すべてを同時に制作する必要があるかを検討しましょう。予算やスケジュールに制約がある場合は、優先度に応じて制作時期を分けることも有効です。
例えば、新社名の発表に合わせてロゴとコーポレートサイトを先行公開し、会社案内やブランドムービーは後から制作する方法があります。成果物を「必須」「できれば制作したい」「将来的に検討する」の3段階に分けると、判断しやすくなります。また、先行して制作するものが後続の媒体に影響する場合は、その関係も整理しておくことが重要です。
納品形式と公開後の運用条件を確認する
ブランディング制作では、完成した成果物をどのような形式で受け取り、誰が管理・運用するのかも確認しておく必要があります。納品形式によっては、社内での編集や将来的な更新に制約が生じる場合があるためです。
例えば、ロゴでは使用用途に応じたデータ形式、Webサイトでは更新方法や管理権限、パンフレットでは印刷用データの有無などが確認事項になります。また、デザインデータの編集可否や著作権・利用許諾の範囲も、契約内容に応じて確認が必要です。発注前に利用方法を共有しておくことで、完成後の運用に適した納品条件を検討できます。
発注前に確認したいスケジュールと社内体制

ブランディング制作を円滑に進めるには、制作会社の作業期間だけでなく、社内での確認や意思決定に必要な時間も考慮することが重要です。特に、経営層や複数部署が関わるプロジェクトでは、承認のタイミングがスケジュールに影響する場合があります。
発注前には、公開希望日から逆算して主要な日程を整理し、誰が窓口となり、誰が最終判断を行うのかを明確にしておきましょう。また、必要な資料や素材を社内で準備できるかも確認が必要です。ここでは、スケジュールと社内体制を整理するためのポイントを解説します。
公開希望日と制作期間を整理する
ブランディング制作のスケジュールを考える際は、まず公開日や使用開始日を確認しましょう。新社名の発表、採用活動の開始、周年記念日など、変更できない日程がある場合は、制作計画の前提条件となります。
また、ロゴ制作とWebサイト制作では必要な工程が異なり、複数の成果物を同時に制作する場合は、進行順序の調整も必要です。発注前には、希望する公開日と、途中で必ず確認が必要な日程を整理しておくとよいでしょう。制作期間の目安は、依頼内容や制作範囲によって異なるため、制作会社に確認しながら現実的なスケジュールを検討することが重要です。
関係部署・確認者・最終決裁者を決める
ブランディング制作では、関係部署の意見を取り入れながら、最終的な判断を行う体制が必要です。発注前に確認者と決裁者の役割を整理しておくことで、制作途中の認識違いや承認の遅れを防ぎやすくなります。
例えば、広報部門が進行管理を担当し、営業部門が事業内容を確認し、経営層がブランドの方向性を承認するなど、役割を分担する方法があります。また、制作会社への連絡窓口を決めておくと、意見の集約がスムーズになります。関係者全員がすべての工程に参加するのではなく、どの段階で誰の確認が必要かを整理することが大切です。
社内確認や素材準備に必要な時間を見込む
ブランディング制作では、制作会社が作業する時間に加えて、社内での確認や素材の準備にも一定の期間が必要です。特に、複数部署から情報を集める場合や、経営層の承認を受ける場合は、想定以上に時間がかかることがあります。
例えば、Webサイト制作では原稿や写真の準備、パンフレット制作では掲載情報の確認、動画制作では出演者や撮影場所の調整などが必要になります。発注前に社内で準備する作業を洗い出し、担当者と必要な期間を確認しておきましょう。制作会社のスケジュールだけでなく、自社の対応時間も含めて計画することが重要です。
そのまま使えるブランディング発注前チェックシート

ここまで紹介した内容を実際の発注準備に活用できるよう、確認項目をチェックシートにまとめました。ブランディング制作を依頼する際は、目的や予算、成果物などの情報を一つの資料に整理しておくと、社内での共有や制作会社への相談がスムーズになります。
すべての項目を確定させる必要はありません。決まっていること、検討中のこと、専門家に相談したいことを区別しておくことが大切です。以下のチェックリストと記入例を活用し、自社の発注準備の状況を確認してみましょう。
発注準備の確認項目一覧
ブランディング制作の発注前には、目的・対象・予算・成果物・納期・体制・資料の7項目を確認します。まずは各項目について、社内で情報が整理できているかをチェックしましょう。
確認できていない項目があっても、発注準備が進められないわけではありません。未確定の内容を把握し、社内で決めるべきことと制作会社へ相談することを整理するために活用してください。
| 項目 | 発注前のチェック内容 |
|---|---|
| 目的 | 解決したい課題と実現したい状態を整理した |
| 対象 | 主なターゲットと伝えたい内容を整理した |
| 予算 | 想定予算と上限金額を確認した |
| 成果物 | 必要な制作物と優先順位を整理した |
| 納期 | 公開希望日と変更できない日程を確認した |
| 体制 | 社内窓口・確認者・決裁者を整理した |
| 資料 | 既存のブランド資産と参考資料を集めた |
発注内容の整理シートと記入例
チェックリストで準備状況を確認したら、制作会社へ共有する情報を一つのシートにまとめましょう。背景や目的、予算、希望納期などを簡潔に記載することで、初回相談の際に必要な条件を伝えやすくなります。
以下は、企業ブランディングの刷新を検討している場合の記入例です。すべての項目を詳細に記載する必要はなく、現時点でわかっている範囲で構いません。社内で共有しながら内容を更新し、制作会社への相談資料として活用してください。
| 整理項目 | 記入例 |
|---|---|
| 背景 | 事業拡大に伴い企業イメージを見直したい |
| 目的 | 企業認知の向上とブランドイメージの統一 |
| 対象 | 法人顧客・取引先・求職者 |
| 予算 | 300万円程度、上限500万円 |
| 必須成果物 | ブランドコンセプト、ロゴ、Webサイト |
| 追加候補 | 会社案内、ブランドムービー |
| 希望納期 | 翌年4月の新体制発表まで |
| 社内体制 | 広報担当が窓口、経営会議で最終承認 |
| 既存資料 | 現行ロゴ、会社案内、事業計画 |
| 未確定事項 | ロゴ刷新の必要性、Webサイトの制作範囲 |
※金額・納期は記入方法を示すための仮設定であり、費用相場や標準制作期間を示すものではありません。
未確定事項を整理して制作会社に相談する方法
発注前の準備では、すべての項目を決めることよりも、何が未確定なのかを把握することが重要です。特に、ブランドコンセプトや具体的な制作範囲などは、制作会社の提案を受けながら決定する方が適切な場合もあります。
例えば、「ロゴを刷新すべきか判断できない」「限られた予算で何を優先すべきかわからない」「Webサイトとパンフレットを同時に制作すべきか迷っている」といった内容は、そのまま相談事項として整理できます。課題や希望条件とあわせて伝えることで、制作会社も複数の選択肢を提示しやすくなります。未確定事項を隠さず共有することが、適切な提案を受けるための第一歩です。
パドルデザインカンパニーのブランディング制作支援

パドルデザインカンパニーでは、企業ブランディングをはじめ、採用ブランディング、商品ブランディング、リブランディング、周年ブランディングなど、さまざまな目的に応じた制作を支援しています。
ブランド戦略の企画から、ロゴ、Webサイト、パンフレット、動画などのクリエイティブ制作まで、企業の課題に合わせた提案を行っています。制作内容が明確になっている場合はもちろん、何から取り組むべきか検討している段階でもご相談いただけます。発注前の情報整理を踏まえ、目的や予算に合った制作内容を一緒に検討します。
課題整理から相談できるブランディング支援
ブランディング制作を検討していても、何を依頼すべきか明確になっていない場合があります。パドルデザインカンパニーでは、企業が抱える課題や目指す方向性を伺い、必要な取り組みを整理するところからご相談いただけます。
例えば、企業イメージの刷新を考えている場合でも、ロゴの変更が必要なのか、ブランドメッセージやWebサイトの見直しが優先なのかは、現状によって異なります。まずは課題や希望を共有いただき、どのような施策が適しているかを検討します。具体的な制作物が決まっていない段階でも、ブランディングの方向性を考えるためのご相談が可能です。
目的と予算に合わせた制作範囲の提案
ブランディング制作では、目的に対して必要な施策を整理し、予算とのバランスを考えることが重要です。パドルデザインカンパニーでは、企業のご要望や条件を踏まえ、優先順位に応じた制作範囲をご提案します。
例えば、ブランドコンセプトとロゴの開発を先行し、Webサイトや会社案内を段階的に制作する方法も考えられます。また、既存のブランド資産を活かしながら、必要な部分を見直す選択肢もあります。すべてを一度に制作することを前提とせず、目的や予算、スケジュールに応じて実現可能な方法を検討します。
ブランド戦略から各種クリエイティブまで対応
パドルデザインカンパニーでは、ブランドの方向性を定める企画・戦略から、具体的なクリエイティブ制作まで対応しています。企業の強みや独自性を整理し、ブランドコンセプトをロゴやWebサイト、パンフレット、動画などの表現へ展開します。
例えば、企業ブランドの刷新に合わせて、ロゴとコーポレートサイトを制作したり、採用ブランディングの一環として採用サイトや採用動画を展開したりすることが可能です。媒体ごとの役割を踏まえながら、一貫したブランドイメージの形成を支援します。ブランディング制作の発注をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
まとめ|発注前の準備を整え、ブランディング制作を円滑に進める

ブランディング制作を発注する際は、目的・対象・予算・成果物・納期・体制・資料の7項目を整理しておくことが重要です。事前に基本条件を明確にすることで、制作会社との認識をそろえ、目的に合った提案や見積もりを受けやすくなります。
ただし、すべてを決定してから相談する必要はありません。未確定の項目を整理し、専門家と検討することも発注準備の一つです。パドルデザインカンパニーでは、課題の整理からブランド戦略、各種クリエイティブ制作まで支援しています。ブランディング制作をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
東京のブランディング会社 パドルデザインカンパニー

パドルデザインカンパニーは、5職種で編成されたブランディングカンパニー。ブランドコンサルティングとデザイン会社の両側面を持ち合わせ、クライアントの課題に実直に向き合います。南青山に構える本社を主な拠点に、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3件を中心に、北海道から沖縄まで全国対応可能です。
ブランディングチーム
パドルデザインカンパニーには、プロジェクト全体を統括するプロデューサーやブランディングディレクターをはじめ、コピーライター、エディトリアルライター、アートディレクター、ブランドデザイナー、Webデザイナー、映像ディレクターなどが在籍し、プロジェクト毎に最適なチーム編成を行うことでブランドを最適解へと導いていきます。
記事制作/プロデューサー
ご相談や課題を受け、実施プランの策定やプロジェクトの大まかなスケジュールなどを策定します。また、プロジェクトのゴール設定やマーケティング環境分析、市場分析などを行い、市場で勝ち抜くブランド戦略提案などを行います。
Producer
Vice President 豊田 善治
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