「超うまい」の常識をぶっ壊す!?街全体が「鬼うまい」“ONIUMA FES!”

商店街 地域ブランディング実績15
Project

産学官の連携で、地域ブランディングを図る。

例年まで、食べ歩きをメインとした「バル」イベントを開催していた錦商店街では、バルイベントの認知度の低迷に大きな課題を抱えていました。ご相談当初は、このバルイベントを広く認知させるプロモーションのご相談として始まったプロジェクトでしたが、私たちからのご提案は「グルメフェス」の開催。プロモーションに多くの予算を投下するのではなく、地域の飲食店がフェスに出店し、産学官と連携することで地域住民とのコミュニケーションを図り、各店舗の認知度向上から地域を活性化していく取り組みを企画しました。そのモチーフとしたのが「オニ公園」の愛称で地域に親しみのある錦第二公園。本格的な地域ブランディングに向けた取り組みがスタートしました。

Client Information

錦商店街振興組合

東京西エリアの主要都市「立川」の駅南口からアクセスする「錦商店街」は、立川駅周辺の再開発に伴う大手企業の相次ぐ出店とも協業し、「中小企業や商店が活性化された街」を目標としたまちづくりを行っています。なかでも、230を超える個人事業主や法人が加盟する「錦商店街振興組合」は、加盟事業の7割超が飲食店という特徴ある組織を形成し、毎年、四季折々の飲食イベントを実施することで、地域住民との継続的なコミュニケーションを図っています。

Brand Naming

超うまいを凌駕する「鬼うまフェス!」

飲食フェスの企画提案にあたり、最初に取り組んだのがネーミング開発。どこよりも、何よりも美味しいイベントを直感的に理解して頂くよう検討を重ね、ご提案させて頂いたのは「ONIUMA FES!(鬼うまフェス!)」。超うまいを凌駕する「鬼うまい!」をテーマに、イベントへの出店店舗を公募するところからプロジェクトがスタートしました。

Setup

一つひとつ丁寧にハンドメイドで。

イベント開催にあたり、大きなハードルとなったのが実施予算です。地域イベントの大半は、地元の有志たちによる協力のもと成り立っており、会場造作や派手な演出に予算を割くことができません。こうした理由から、会場設営に伴うステージや各種サインをDIYで造作するなど、クリエイターが一つひとつ丁寧にハンドメイドを行い、会場演出を行いました。

Flyer/Poster

「鬼うまフェス!」を周知する。

「鬼うまフェス!」の周知に向けたチラシ&ポスターを制作。イベント出店店舗をはじめ、地域の各所にポスターを掲示してイベントの周知を行いました。また、地域住民にもれなく周知するため、チラシのポスティングを実施するなど、地道な活動が多くの集客へとつながりました。

Leaflet

イベントから、街の活性化を図る。

当日の出店店舗を紹介する、グルメマップ(リーフレット)を制作。普段のメニューではなく、各店舗がイベント用に開発した「鬼うまメニュー」をグルメマップで紹介し、当日の会場案内などを行いました。後日、気に入った店舗に来店頂けるよう、裏面では商店街マップと出店店舗を掲載し、街の活性化を図ります。

Event

産学官協力で行われた「鬼うまフェス!」

イベント当日には、近隣大学の協力を集い、バンドやオーケストラによるステージ演奏を実施。参画頂いた飲食店はそれぞれ「鬼うまメニュー」を引っさげて出店して頂き、イベントを盛り上げました。地域のみなさまの全面協力もあり、当日は多くお客様で賑わうイベントとなりました。