求められる情報を、最適化して届ける。

病院案内・施設案内、採用案内など、パンフレットの活用法をご紹介します。

Introduction

目的達成に向けた「病院/介護施設のパンフレット活用法」

医療・介護業界においてパンフレットは、あらゆるシーンに活用されており、医療・介護従事者向け、ご利用者・患者様向けと大きく2通りがあります。共通して言える制作時の重要なポイントは、自社/自院の特徴や強み、らしさをしっかりと明文化し、他社/他院との違いをデザインすることです。具体的かつ明確な具現化表現には、コピー訴求、写真訴求、イラスト訴求などがあり、いずれの表現にも高い企画力とデザイン力が不可欠です。

用途に最適化されたパンフレットの種類

ひとことにパンフレットと言っても、その活用方法は多岐に渡ります。代表的な活用法には、病院案内や施設案内など、法人または施設全体を俯瞰してすべてのステークホルダーに向けて使用していくパンフレットもあれば、診療科訴求や地域医療連携強化など、業界関係者に限定し情報発信していくパンフレットもあります。また、利用者・患者様に向けた入院案内・診療案内・人間ドック案内のパンフレットや、採用強化に向けた採用パンフレット、ブランディングに向けたコンセプトブック、ブランドロイヤルティ向上に向けた広報誌/社内報、そしてインナーブランディング強化に向けた周年記念誌/周年パンフレットなどがあります。

01.病院案内パンフレット

規模の大小を問わず、医療機関に必要不可欠となるのが病院案内パンフレットです。病院案内パンフレットでは主に、病院運営における基本的な考え方や、組織体制、診療科、医療サービス内容、設備、付帯施設、医師紹介などが幅広く網羅されます。すべてのステークホルダーを対象にあらゆるシーンで配布され、病院の信頼度向上に寄与する重要な病院案内ツールとなります。病院ブランド表現の中心的役割を果たすブランディングツールのひとつでもあることから、クオリティに妥協のないデザインが求められます。

02.施設案内パンフレット

老人ホームや福祉施設など、施設を提供するサービスにおいて必要不可欠なのが施設案内パンフレットです。施設案内パンフレットでは主に、施設運営における基本的な考え方や、組織体制、フロアマップ、共有施設・専有施設や設備のご案内から、食事・入浴・レクリエーションなどのサービス案内まで、施設の優位性やメリットが幅広く網羅されます。ご利用者またはご利用者のご家族との面談時に施設案内を行う資料として不可欠なツールとなるため、見やすく使いやすい、機能的なデザインが求められます。

03.診療科訴求パンフレット

大学病院をはじめとする大規模病院で広く活用されているのが、診療科に特化した診療科訴求のパンフレットです。診療科訴求のパンフレットでは主に、その診療科を担当する医師の経歴や考え方が記載され、手術実績や設備などを紹介していきます。主に他病院やクリニックなど医療機関向けに配布され、医療従事者間の医療連携強化が計られます。

04.地域医療連携強化パンフレット

地域の中核病院とクリニックとの医療連携に大きな役割をはたすのが地域医療連携強化に向けたパンフレットです。地域医療連携強化に向けたパンフレットでは主に、中核病院の特徴や機能、診療科目や専門性、グループ保有施設などが紹介され、クリニックと連携することで地域医療の確かな安全・安心体制の構築に寄与していきます。

05.入院案内パンフレット

利用者・患者様の入院手続きに関するご案内資料として不可欠となるのが入院案内パンフレットです。入院案内パンフレットは、はじめて入院される利用者・患者様の不安を払拭し、病院側とのトラブル回避に大きな役割を果たします。入院案内パンフレットでは主に、利用者・患者様の権利に関する方針や規約、入院の手続きやご用意頂くもの、お食事、面会時間、費用についてなどを網羅し、入院手続きの円滑化を図ります。その他、地域医療連携や退院手続きについてなどが記載される場合もあります。

06.診療案内リーフレット

大規模病院からクリニックまで、利用者・患者様へのアピールに向けて制作されるのが診療案内リーフレットです。大規模病院では、冊子形式のパンフレットとして制作されるケースもありますが、多くはハンディサイズのリーフレットとして作成されます。診療案内リーフレットでは、利用者・患者様の知りたい情報を要約して掲載するため、主に診療科目、診療時間・休診日、ご予約方法、連絡先、支払い方法、そしてアクセスなどを端的に掲載していきます。

07.健康診断案内パンフレット

医療機関において大きな収益源のひとつとなるのが健康診断への集客です。近年では、健康診断に特化した医療施設も増加し、企業検診・団体検診サービスを展開しています。健康診断案内パンフレットでは主に、法定検診A/法定検診B、婦人科検診、特定健診などの検査項目の紹介と併せ、施設や施設内のアメニティなどを訴求し、自社/自院の優位性を企業担当者にアピールしていきます。

08.人間ドック案内パンフレット

自費診療となる人間ドックは、主に個人利用者に向けに情報発信されますが、健康診断と比較して検査費用が高額となるため、人間ドック案内パンフレットでは主に、検査項目やそのプラン、検査のクオリティ、施設・設備・アメニティ・そしてサービスの充実を合わせて訴求する医療機関が年々増加しています。近年では、福利厚生の一環として社員ひとり一人に人間ドックを受診させる企業も増加していることから、企業向けの人間ドック案内パンフレット作成を視野に入れるのもひとつの選択肢だと言えます。

09.採用案内パンフレット

常に売り手市場ともいえる医療・介護業界では、求職者や学生に向けたアプローチが不可欠です。保険適用範囲内を主なサービスとする医療・介護業界では特に、業務内容自体での差別化は難しいことから、企業/組織や文化/風土、教育・研修やキャリアプラン、施設・設備・アクセス、そして社内環境や人間関係など、あらゆる角度から自社/自院の魅力を訴求していくことが大切です。採用コンセプトを一貫し、あらゆる角度から求職者へとリーチする採用ブランディングはもちろん、採用パンフレット単体での制作においても、貴社/貴院の魅力が伝わるよう綿密な打ち合わせから企画デザインを進行していきます。

10.コンセプトブック

すべてのステークホルダーに対し病院/施設コンセプトの浸透を目的に制作するのがコンセプトブックです。病院案内/施設案内にあるような機能・設備・サービス訴求は行わず、ミッション/ビジョン/バリューや経営/運営方針、サービスポリシーなどを明文化し、病院/施設のあるべき姿や利用者・患者様への約束を情緒とともに伝えていきます。

11.病院・施設の広報誌/社内報

企業/組織のいまを伝えるツールとして多くの病院/施設で活用されているのが広報誌/社内報です。年12回の月刊紙、年4回の季刊誌、年2回の機関紙など、企業/組織の運営方針に従い発刊されています。誰に向け、何を目的に発刊するのか、その企画趣意を明確化するのはもちろんのこと、広報誌/社内報制作が大きな負担とならないよう、年度始めに企画策定から年間計画を行うことが大切です。

12.周年記念誌/周年パンフレット

毎年訪れる周年を10年毎に祝う「周年事業」も多くの企業/組織で実施されています。周年事業では、従業員や事業関係者への労いや感謝を伝えるイベントやパーティのほか、周年記念誌/周年パンフレット、周年記念動画、周年サイトの制作などが行われ、企業/組織の周年をステークホルダーと共有することで、ブランドエンゲージやブランドロイヤルティを高める取り組みとしていきます。

重要なのは機能すること

様々なパンフレットの活用法をご紹介しましたが、最も重要なのは利用シーンに応じてそのパンフレットがしっかりと機能することです。そのためには、ターゲットを見据え、そのターゲットに深くリーチする情報を正しく、漏れなく、魅力的にデザインすることが必要不可欠だと言えます。医療・介護業界で多数の実績を有するパドルデザインカンパニーでは、積み上げた知見と経験に加え、確かな企画デザイン力で貴社/貴院のアプローチを成功へと導きます。